张青の作品XSC1-40は、レントゲンに反応する身体の病理的なイメージを描いており、傷ついた記憶を伴い、また自己の内部認知への特別な手段であり、身体の特別な段階の一つの痕跡でもある。絵画は人間の感情と認識を表現する手がかりとして、アーティストは両者の間につながりを見つけたいと考えている。
絹本絵画は繊細で柔らかな表現特性を持ち、レントゲンと形式的に合致している。淡い墨と色彩の柔和さは、暗い悲しみを漂わせ、光学的に表現される人体組織と関連づけられている。張青は人体の外部の形状と内部の構造の融合を通じて、人間に対する自身の認識を表現している。外部の優雅さと内なる傷みの共存は、自身を十分に認識し、内外の状態を受け入れ、不完全さと現実を受け入れるべきことだ。半透明な素材を選ぶことは、そのようなヴェールのような視覚的な感触を通じて内面と表象に対する観客の感触を引き起こすことを望んでいる。
張青にとって、身体の病変を映し出すレントゲン画像と絹という素材の間には、重なりを感じさせる。これは写真という近代性と、スクリーンという中間的な物質性によって変容させられた絹に描かれたイメージにどのような影響を与えるのだろうか?思うに時空そして概念の両者が、それぞれとのズレの中に隠されながら芸術家達を魅了しているようだ。
——評論家 夏可君
張青の試みは貴重な始まりであり、一種の真摯で誠実な表現だ。彼の作品には温もりと質感がある。そして彼が敏感にとらえる生命は彼自身が成熟していく大きな力となる。彼が今後も自己の思考と概念を深く研鑽しながら昇華していくことを心より期待する。
——中央美術学院教授 馮傑
[ 関連イベント]
アーティストトーク:
7月15日(土)15:00-16:30 *日⇋中通訳付
ゲスト:馮傑(中央美術学院 教授)、三田村有芳(京都芸術大学 准教授)
定員 15名(会場観覧のみ)
参加費 無料(要予約)
会場 ARTiX³ F 1 F 2 |東京都台東区根岸三丁目13-1
馮 傑 Feng Jie
画家。中央美術学院教授、修士生の指導教師。中国美術家協会会員。中国壁画学会会員。
三田村 有芳 Ariyoshi Mitamura
日本の工芸美術家。芸術学博士。京都芸術大学准教授。日本赤塚派の11代目の伝承者。日本国際文化研究院の上級研究員。
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[ 例 ]
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名前:根岸 三子
電話番号:03-6458-1868 / WeChat:JCA_Association
申込先:
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張 青(Zhang Qing)
アーティスト、教育者
北京冉青国際芸術文化交流センター 創始者
中央美術学院 学士
中央美術学院 修士
2023年 央美潮蔚然生長卒業制作展出品
2021年 作品「党の光に照らされた化屋村」にて羅工柳芸術基金二等賞を受賞
2017年 プラハアートウォークグループ展出品(チェコ共和国)
2017年 プラハアートウォークグループ展出品(北京798方園美術館)
2015 年 四人のアーティストによる芸術作品展出品(北京798 Xispace)
2014 年 国家核心期間紙-文化月刊に論文「源流と融合を求めて-中国伝統文化が現代油画に与えた影響」掲載